世界的に流行中のデング熱 旅行先で気をつけることは
こんにちは、デンネツ広報担当です。
大学受験もひと段落し、近いうちに友人や家族と卒業旅行に出かけるという方も多いのではないでしょうか?
卒業旅行に海外を選択される方々に注意してもらいたいのは、「デング熱」。
アフリカ地域で流行しているイメージが強いかもしれませんが、昨今世界的に流行しています。
デング熱は、ヒトスジシマカという蚊に刺されることで感染するウイルス性の疾患です。
全世界の熱帯・亜熱帯地域に分布しており、日本の近隣では、東南アジアや台湾にも定着しています。かつては沖縄にも確認されていましたが、いまは姿を消しており、日本人が感染するのは海外旅行先がほとんどです。
流行している地域を旅行する際に感染を予防するには、まず蚊に刺されないことが重要です。
できるだけ蚊の多い場所での活動を避けることです。
蚊のいる場所に入るときは、皮膚の露出を減らしましょう。暖かい地域では薄い生地や通気性の良い服などで肌を見せないことが大切です。
また、虫除け剤を持ち歩くことも有効です。虫除け剤を使用する際のコツは、肌につけて良いものの場合、肌以外に衣服にも使用することです。
襟元や裾、帽子などに塗ることで効果は持続し、副作用の心配もありません。
また、もし海外で発症してしまって、ホテルで療養することになった場合、解熱剤はアセトアミノフェンを指定して購入しましょう。
アスピリンやイブプロフェンなどを含有する解熱剤は、デング熱の症状を悪化させる可能性があるからです。
そして、周囲に感染を拡げないよう十分に注意します。
蚊に刺されないよう、できるだけ室内で療養してください。蚊のいるところには絶対に行かないこと。これは日本で発症したときも同様です。