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ダニに噛まれて死亡!?恐ろしい「日本紅斑熱」とは

こんにちは、デンネツ広報担当です。

 

先週からとたんに気温が上がり、不安定な天気が続くようになってきました。

湿気の多くなるこれから5月末から8月にかけては、1年間でもダニが特に増殖しやすい時期です。

ダニは噛まれると痒くなるだけでなく、場合によっては噛まれたことによって死亡してしまうケースもあるのはご存知でしょうか?

 

「リケッチア・ジャポニカ」と呼ばれる病原体を持ったマダニ類に咬まれることによって感染する感染症が「日本紅斑熱」です。

日本紅斑熱は2〜8日の潜伏期間ののち、頭痛、悪寒を伴った急激な高熱が出たあと、やや遅れて全身に米粒大から小豆大の紅斑が出るといった症状が特徴的です。

近年では年間200件近い発生報告があり、死亡者も報告されています。

去年の日本国内の死亡例には、発熱、発疹、血小板減少などの症状が出て、発症からわずか7日でなくなったという症例もありました。

 

暖かく、外出にはもってこいのこの季節。

登山などでダニに噛まれないように、注意するには

 

・山に入る際には長袖、長ズボンを着用し、露出を避ける

・ダニ避けスプレーなどを活用する

・山に入った後は入浴し、ダニが付着していないか確認を行う

 

といった対策が有効です。

山に入った後、体調に不安を感じた際には、医療機関への受診をおすすめします。

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