インフル、コロナ、風邪も「5類」…学校や会社は休むべき?

こんにちは、デンネツ広報担当です。
新型コロナウイルスが「5類感染症」に移行して、まもなく1年が経過します。現在では、インフルエンザや風邪を含め、感染症への対応に迷う場面が増えてきました。
「みんな5類になったなら、もう休まなくてもいいのでは?」
そう思う方もいるかもしれませんが、現場での対応判断は依然として難しいのが現状です。
感染症法における「5類」への分類は、行動制限の強制力を伴わないものです。医療機関の受診や入院措置が義務ではなくなり、発症後の外出や登校・出勤についても、本人や周囲の判断に委ねられるケースが増えました。
しかし、感染力や症状の重さはウイルスごとに異なります。
たとえば、インフルエンザは発症翌日から数日間、ウイルス量が増加し、他人に感染させやすい状態が続きます。新型コロナウイルスも同様で、たとえ軽症であっても感染リスクは残ります。
厚生労働省は、学校保健安全法に基づき「発症から5日が経過し、かつ解熱から24時間が過ぎるまでは登校を控えることが望ましい」としています。企業向けのガイドラインでも、自主的な休養と周囲への配慮が推奨されています。
「法律で決まっていないから大丈夫」と捉えるのではなく、自分の体調やまわりの状況を考慮し、適切な行動をとることが求められています。体調に不安があるときは無理をせず、他者への感染を防ぐためにも、出勤や登校を控える判断が引き続き大切です。