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なぜご飯は保温しても腐らない?炊飯器の温度管理に隠された理由

こんにちは、デンネツ広報担当です。

気温が低くなってきて、暖かい食べ物や飲み物が一層美味しく感じられる季節がやってきました。

 

食べ物の温度に関して言えば、通常、冷凍など冷たい食品は腐敗しにくく、常温から温かい食べ物は傷みやすいと言われています。そのため、多くの食品は冷凍・冷蔵保存され、高温で再加熱して雑菌を死滅させることが一般的です。

 

しかし、私たち日本人が最も日常的に口にすると言える「ご飯」はどうでしょうか?

 

冷凍や冷蔵で保存することもありますが、炊きたてのご飯を炊飯器の保温機能でしばらく保つことも日常的で、他の食べ物のように高温で煮たり焼いたりしなくてもそのまま美味しく食べることができます。

 

ではなぜ、ご飯は温かいままでも比較的長時間保存できるのでしょうか?

 

その答えは、炊飯器の「保温温度」にあります。

 

雑菌が最も繁殖しやすいのは30~40度の範囲ですが、多くの炊飯器ではこれを避け、60~70度で保温します。この温度帯では雑菌の繁殖が抑えられるため、ご飯は短時間であれば炊飯器の保温状態でも安全に保存できるのです。

 

ただし、炊飯器の保温は100度の加熱(沸騰状態)ではないため、蓋の開閉で外から雑菌が入り込む可能性もあります。炊飯器は安全と過信せず、ご飯はできるだけ早く食べる、もしくは冷蔵や冷凍で保存しましょう!

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