病院の待合室での感染は、よく起きるのか?
こんにちは、デンネツ広報担当です。
夏真っ只中のこの時期は体調を崩す人が多く、病院も混み合うことが多くあります。
新型コロナで「密」を避けようと謳われたように、混んだ病院で感染をしないように病院に行くことを忌避したり、車で待機するといった行動をとったことのある人はいませんか?
実は、病院待合室での感染の可能性は極めて低く、実際は「病院で感染したと思われる感染症のほとんどが他の場所で感染をしている」ことが多いと言われています。
インフルエンザ、溶連菌感染症などは、ほとんどが学校・職場・飲み会・家庭などの集団の場で感染します。
その理由は、数時間近くずっと同じ空間にいて、一緒に遊んだり、話したり、食事をすることで感染することが多いからです。
ほとんど会話が発生せず、至近距離で誰かと一緒に長時間いるわけではない病院の待合室では、感染原因になることはほぼ稀です。
これと同じ理論でいうと、大型スーパーや電車内での感染も案外可能性は少ないものです。
電車は混雑している中で至近距離で会話をしている人がいれば話は別ですが、
どちらの場所も、人はある程度多いものの、誰かと会話を長時間するものでもなく、かつ人との距離を一定以上保つことが多いため、そこまで大きな感染原因になることはありません。
「病院で感染した!」「大型スーパーでくしゃみしている人を見かけた!」ということが感染原因と思い通院される方も多いと思います。
ただ、一度これまでの自分の行動を振り返った時、数時間近くずっと同じ部屋にいて、一緒に遊んだり、話したり、食事をするというような機会は全くなかったでしょうか。そちらの方が原因となることが多いのです。
夏休みなどで人と密に接することが多くなる季節、手洗いうがいなどの取り入れやすい感染症対策を、今一度見直してみるのはいかがでしょうか?