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鯖読みの語源は?

『サバを読む』という慣用句があります。
“都合のいいように数を誤魔化す”という意味でよく使用されますが、江戸時代にはすでに使用されていたと言われています。しかし鯖以外にも小さい魚はいくらでもいるもの。
もっと小さくて数えにくいものの方が慣用句にふさわしいような気がします。
なぜ鯖はこのような慣用句に使用されたのでしょうか?


その理由は昔からサバは傷みやすいからと言われています。実はサバは他の魚よりも体のなかの消化酵素をたくさん持っており、死んでしまうとこの消化酵素が自分の身を分解してしまうため、他の魚よりも傷みやすく、食中毒リスクも高いそうです。
さらにサバは魚市場では大量の注文が多く、魚市場の方は鮮度が落ちないように急いで注文分のサバの数を数えるため、数え間違いが多かったそうです。
そんなところから“いい加減に数を数える(読む)こと、数え間違いのこと”を『サバを読む』と呼ぶようになりましたが、いつしか「サバを読む」ことが年齢や数をごまかす意味に転じたとの説があります。


冷凍したサバの保存は約2~3週間を目安に、なるべく早く調理を。常温ではなく、冷蔵庫に移して解凍しましょう。


近年不漁の傾向にあるサバ。海の恵みをおいしくいただくためにも、生魚の鮮度管理には気をつけましょう!

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