除菌関連・感染症対策の
豆知識・雑学BLOG

帯状疱疹患者が増加中!その理由は?

こんにちは、デンネツ広報担当です。

 

近年、帯状疱疹の増加が報告されています。これは水ぼうそうの患者が激減したことが一因とされています。

水ぼうそうのワクチン接種により、ウイルスに接触する機会が減り、免疫が弱まっている可能性が指摘されています。

 

帯状疱疹は、水痘-帯状疱疹ウイルスが再活性化することで発症します。水痘(水ぼうそう)に感染した人は、治癒後も体内の神経節にウイルスが潜伏し、加齢やストレス、免疫力の低下で再活性化する事例があります。また、この病気は特に50歳以上で発症率が高まりますが、10代後半でも発症することもあるようです。

 

帯状疱疹の症状は、実際の皮膚症状がでる数日前、体の片側への痛みやかゆみ・違和感から始まります。その後、水疱状の発疹が3〜5日間続き、かさぶたになるまでに10〜15日かかります。発疹が治った後も、帯状疱疹後神経痛が長く続き、日常生活に支障をきたす場合があります。

 

どの世代であっても発症のリスクはあり、年齢に関係なく注意がもちろん必要ですが、

50歳以上の世代には、帯状疱疹予防のワクチンが2種用意されています。

 

どちらも任意接種のワクチンですが、気になる方は副作用などをきちんと調べた上で、予防接種に行くことをおすすめします。

止まらない流行!マイコプラズマ肺炎とは

今年7月に入ってから増加が続いている「マイコプラズマ肺炎」。

過去5年間の同時期と比較してもかなり多くなっています。

 

◆マイコプラズマ肺炎とは?

マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こる感染症です。

小児や若い人の肺炎の原因として挙げられることが多いですが、成人者の感染報告もあります。

マイコプラズマ肺炎は1年を通じて感染リスクが高いため、注意が必要な病気です。

 

◆症状は?

発熱や全身のけん怠感(だるさ)、頭痛、たんを伴わない咳などの症状がみられます。咳は熱が下がったあとも3〜4週間程度、長期にわたって続くのが特徴です。一部の人は肺炎に至るなど、重症化することもあります。

 

◆感染経路は?

飛沫感染が多く、患者のせきの飛沫を吸いこんだり、患者と身近で接触したりすることにより感染すると言われています。

 

近年は、抗菌薬の効かない「耐性菌」が増えてきています。特にせきが出る場合は、マスクをする、人混みを避けるなど、他の人にうつさないように気をつけましょう。

 

また、症状の疑いが出た時は、速やかに医療機関で診察を受けるようにしましょう。

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