除菌関連・感染症対策の
豆知識・雑学BLOG

備蓄しておくべき災害時の衛生用品

こんにちは、デンネツ広報担当です。

 




最近何かと話題になる地震、皆様のお住まいの地域で影響はないでしょうか?

南海トラフ地震の予測が気象庁から出たこともあり、水や米、その他防災グッズが品薄となる状態が続いているそうです。

 

食料や衣服などに気を取られがちですが、災害時の衛生グッズの用意は万全でしょうか?

津波による土壌汚染や避難場所での感染症蔓延など、災害時には衛生対策も十分気をつける必要があります。

今回はそんな時に役立つ、備蓄しておくべき災害時の衛生用品を紹介します。

 

〈1.非常用トイレ〉

災害時は水道管の破損などによって断水し、トイレで排泄物を流せない恐れがあります。

非常用トイレは、ポリ袋を便器にセットして、使用後に排泄物を固め、ゴミとして廃棄できるタイプが一般的です。災害時のトイレの備蓄は経済産業省によると1人あたり35回分(7日分)が目安であるとされています。

例えば4人家族であれば、最低でも140枚以上の備蓄が必要です。

かさばらないものですので、万が一に備え、余剰分も持っておくのもおすすめです。

 

〈2.ティッシュ・トイレットペーパー〉

新型コロナウイルス感染症が流行した当初、ティッシュやトイレットペーパーの買い占めにより、入手困難な状況が続きました。

布切れなど使用済みのものを洗わずに再利用するのは、衛生上おすすめできません。普段から一定数を備蓄しておけば、不測の事態に対処することができます。

ほかにも、ウェットティッシュがあると、水を使えないときに便利です。フェイスシートやボディシートは洗顔や入浴できないとき、表面の汚れを落として清潔にしてくれます。

 

〈3.生理用ナプキン〉

能登半島地震などでは配給が後回しにされたり、1日に1、2個しか配給がないといった話が多く聞かれました。人によって一度に使用するナプキンの枚数にも個人差がありますが、2〜3時間おきに取り替え、1日7枚程度を消費すると考えると、35枚〜42枚程度は用意しておくと安心です。ナプキンは吸水性に優れるため、生理時以外にも怪我の応急処置など、さまざまな場所で活躍する場合があります。そんなに使わない!という方でも、避難時に支障の出ない範囲で多めに持っておくとベストです。

 

〈4.歯磨きシート〉

歯磨きなのにシート?と思われた方もいるかもしれません。普段歯磨きは歯ブラシと歯磨き粉を使い、水で口をゆすぐというやり方が一般的かと思います。しかし災害時にはその水が貴重となります。できる限り水を使用せずに生活するため、歯磨きはシート状のものを備蓄しておくと便利です。3年程度備蓄でき、旅行時や人と会う前にも使用できる便利なアイテムです。

 

いかがでしょうか?

災害時の備蓄はさまざまなメディアで取り上げられていますが、その必要な数などは詳細が記されていないことも多いです。

「せっかく用意したのに全然足りない」といったこと普段から、数量も想定した防災の準備をし、万が一に備えておきましょう。

病院の待合室での感染は、よく起きるのか?

こんにちは、デンネツ広報担当です。

 

夏真っ只中のこの時期は体調を崩す人が多く、病院も混み合うことが多くあります。

 

新型コロナで「密」を避けようと謳われたように、混んだ病院で感染をしないように病院に行くことを忌避したり、車で待機するといった行動をとったことのある人はいませんか?

 

実は、病院待合室での感染の可能性は極めて低く、実際は「病院で感染したと思われる感染症のほとんどが他の場所で感染をしている」ことが多いと言われています。

 

インフルエンザ、溶連菌感染症などは、ほとんどが学校・職場・飲み会・家庭などの集団の場で感染します。

その理由は、数時間近くずっと同じ空間にいて、一緒に遊んだり、話したり、食事をすることで感染することが多いからです。

ほとんど会話が発生せず、至近距離で誰かと一緒に長時間いるわけではない病院の待合室では、感染原因になることはほぼ稀です。

 

これと同じ理論でいうと、大型スーパーや電車内での感染も案外可能性は少ないものです。

電車は混雑している中で至近距離で会話をしている人がいれば話は別ですが、

どちらの場所も、人はある程度多いものの、誰かと会話を長時間するものでもなく、かつ人との距離を一定以上保つことが多いため、そこまで大きな感染原因になることはありません。

 

「病院で感染した!」「大型スーパーでくしゃみしている人を見かけた!」ということが感染原因と思い通院される方も多いと思います。

ただ、一度これまでの自分の行動を振り返った時、数時間近くずっと同じ部屋にいて、一緒に遊んだり、話したり、食事をするというような機会は全くなかったでしょうか。そちらの方が原因となることが多いのです。

 

夏休みなどで人と密に接することが多くなる季節、手洗いうがいなどの取り入れやすい感染症対策を、今一度見直してみるのはいかがでしょうか?

繰り返し疾患する「感染症ドミノ」

こんにちは、デンネツ広報担当です。

皆さんは短期間のうちに何回も感染症に感染する「 #感染症ドミノ 」をご存知ですか?

一度体調を崩してから立て続けに病気にかかることを、連鎖的に倒れていくドミノに例えて作られた言葉で、近年話題になっています。

感染症ドミノは1つの同じ感染症を繰り返し発症するのではなく、例えば一人の患者がインフルエンザA型からインフルエンザB型に、インフルエンザから新型コロナウイルスに、また、新型コロナウイルスからノロウイルスに・・・などと様々なパターンで連続して感染することが特徴です。

この現象は、小さな子どもや高齢者などの免疫力の低い世代やその保護者となる世代が多いと言われます。特に夏休みが始まった今は外出する機会が増え、高温多湿な中で体調を崩しやすい時期も重なり、様々な感染症が流行していることで注意が必要です。

また、一旦感染症を患ってしまうと、職場や学校に数日間出ることができず、復帰後もブランク期間の業務のしわ寄せや周囲への負担を気にして無理をしてしまいがちです。その結果、免疫力が十分に回復せず、まさにドミノのように再び感染症に疾患する・・・と悪循環にはまってしまうことが多くあります。

感染症ドミノに陥らないようにするには、まず十分な免疫力!

免疫維持のための睡眠やバランスの良い食事・運動で、普段から体調管理を心がけることはもちろん、逆に体調が悪くなってしまった時は、無理をせずしっかりと身体を休めて、免疫力回復に努めましょう。

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