感染して数時間で”壊死”!致死率30%の人食いバクテリア
こんにちは、デンネツ広報担当です。
一般的に『溶連菌』と呼ばれている、#溶血性レンサ球菌。この溶連菌の中でも毒性の強いものに感染すると、手足の壊死を引き起こし、死に至ることもあります。「 #人食いバクテリア 」とも呼ばれ、致死率は30%にのぼります。
この「人食いバクテリア」の患者数が今年、過去最多となり話題となっています。
溶連菌は多くの種類がありますが、大きく分けると”侵襲”という体の深部まで行ってしまうもの、喉だけで終わってしまう”非侵襲”のものの2つに分かれます。
前者が毒性の強く「人食いバクテリア」と呼ばれている溶連菌、子どもがよくかかる溶連菌は別物です。
「人食いバクテリア」の感染経路は2つ、飛沫感染と接触感染です。
そのうち感染経路がわかっているものでは傷口からの感染が1番多いです。
そして、この「人食いバクテリア」の一番恐ろしいところ。それは、感染してから進行のスピードが非常に速いことです。
痛みや違和感に気づいてから、数時間後には立てなくなってしまうほどの進行スピードです。
傷口から感染すると、傷口に赤みや腫れが出た後に発熱や悪寒などの全身症状がでます。
その後、皮膚や筋肉周辺の組織の壊死が始まり、最悪の場合、敗血症などで死亡するということです。
皮膚が赤くなって、強い痛みを感じた際は、早めに医療機関を受診しましょう。
劇症型溶血性レンサ球菌感染症の国内感染者数は今年977人。
文頭で過去最多とお伝えしましたが、日本国内のコロナ感染者数がおよそ43%といわれる中、劇症型溶血性レンサ球菌感染症は0.0007%と、限りなく低い数字となります。
油断は禁物ですが、過剰に反応しすぎずに「傷口はきれいに保つ」「手洗いをする」といった基本的なことを意識することが大切です。