除菌関連・感染症対策の
豆知識・雑学BLOG

夏の風物詩にアレルギー!?花火の煙に気をつけて

こんにちは、デンネツ広報担当です。
8月も今週で最後、今年は新型コロナ自粛が解け、花火大会にも活気が戻ってまいりました。
お盆も終わり、主要な花火大会は終わってしまいましたが、夏の終わりに思い出作りとして手持ちの花火で遊ぶ方も多いようです。
手持ち花火は大きな花火にはない魅力がありますが、呼吸器系が弱い子どもにとってはリスクがあり注意が必要です。

 

花火の煙にはさまざまな物質が含まれています。この花火の煙を吸い込むことで喘息発作を起こしてしまうことがあります。他にも夏にピークを迎えるイネ科やキク科(ブタクサ・ヨモギなど)のアレルギー、エアコンなどに付着したカビ、BBQの煙など、夏は喘息発作を起こす原因が多い時期です。

 

花火の後、子どもが苦しそうな呼吸をしていたら、喘息発作が起きているかもしれません。その場合、早めに医療機関を受診することをお勧めします。

 

また、喘息の原因になる煙やアレルゲン物質を吸わないために、短時間でもマスクを着用したり、風上側にいるよう心がけましょう。

水害時に水遊びをしてはいけないのはなぜ?

こんにちは、デンネツ広報担当です。
先週はお盆と重なる形で台風が日本を通過し、一部の地域では河川の氾濫や浸水被害を受けたようです。
被害にあわれた皆さまには心よりお見舞い申し上げますとともに
一日も早い復旧をお祈り致します。

 

水位の上昇によって道が水浸しになると、その光景が珍しいからか
一部ではありますが、その水で水遊びをしようとする人が現れます。
しかし、そういった水害の際の水に触れることは、大変危険であることをご存じでしょうか?

 

氾濫を起こした水には川水、雨水だけでなく、下水道や浄化槽の汚水も混じってきます。
この汚水まじりの水が粘膜や体内に入ると、感染症にかかるリスクが非常に高いです。

 

たとえ意図的でなくても、避難時などで意図せず氾濫した汚水に接触しなければならない場合もあります。
その際に服や体が濡れてしまったら、速やかにシャワーで体の汚れを落としましょう。
また、身につけていた衣服は衛生上廃棄することが賢明です。

 

水害はその最中も大変ですが、水が引いた後も感染症などの危険が続きます。
被害を最小限に抑えるためにも、前もって水害の際に注意すべき危険を知っておくことが大切です。

海外旅行の前にチェック!感染症を日本に持ち込まない対策は

こんにちは、デンネツ広報担当です。
8月に入り、夏休み真っ只中、お盆の時期となりましたね。
今年は海外旅行に行かれる方も例年に比べて多いようです。

海外に旅行に行く際に気をつけたいのが、日本で流行していない感染症を海外で発症し、日本へ持ち込んでしまう輸入感染症。現在、日本国内で問題となりうる輸入感染症には「デング熱」、「マラリア」、「チクングニア熱」、「エボラ出血熱」、「狂犬病」、「コレラ」などがあります。

これらの感染症にならないためには

①旅行先で不衛生な場所に行かない、不衛生な食事を取らない。
②渡航先で流行している感染症がないか確認する。
③予防接種、手洗いうがいなど、日常的に自身の健康を管理する。

などの心がけが予防につながります。
また、海外で治療を受けた場合、高額な医療費を請求される可能性があります。心配な方は、出発前に海外旅行保険に加入しておくというのもいいかもしれません。
自身の健康を管理し、楽しい夏を過ごしましょう!

海・川の危険は溺れだけじゃない!知らなきゃ怖い水辺の感染症

こんにちは、デンネツ広報担当です。
今回は海と川、自然の水辺で起きる感染症のついてご紹介します。

 

●海水に潜む感染症、ビブリオ・バルニフィカス感染症
ビブリオ・バルニフィカス菌は夏に沿岸の海水に潜む細菌です。
鉄剤を内服中の方などがこの菌に汚染された生牡蠣等の加熱不良の魚介類を介して感染します。
健常者では下痢や腹痛を起こす場合がありますが、重症になることはほとんどありません。
しかし、免疫機能が低下している方や、鉄剤を内服している方、ステロイド薬剤を使用中の方などは重篤な症状を起こすことがあります。
また、手足の傷からも感染し、菌が血液に入って感染した場合、致命率は50~70%と高く、恐ろしい感染症です。

 

◎対策方法
①夏の魚介類はできる限り生食を避け、よく加熱する。
②体に傷がある場合は、海での遊泳やレジャーを控える。
③手に傷がある時、魚介類の調理は直接触らない。
④調理器具はこまめに洗う、使い分ける等工夫する。

 

●淡水に潜む感染症、レプトスピラ症
レプトスピラ症の原因となるレプトスピラ菌は、保菌している動物の尿中に存在します。人はこの尿や尿に汚染された水、土壌に触れることで感染します。
衛生環境の向上などにより日本の患者数(死亡者数)は著しく減少しましたが、現在も沖縄などで散発的な発生が認められています。
淡水中もしくは土壌中で長期間生存し、目や鼻、口、傷ついた皮膚から体に侵入し、感染します。
発熱、筋肉痛、目の充血、下痢、嘔吐、頭痛といったインフルエンザによく似た症状を引き起こします。
川での遊泳等で感染すると、約3~14日後に発症します。

 

◎対策方法
①体に傷がある場合は、川での遊泳やレジャーを控える。
②川でのレジャーをする際は、けがをしないよう適切な服装を心がける。
③川の水はそのまま飲まない。
④レプトスピラ症の流行地域では不用意に水に入らない。
⑤特に洪水の後には絶対に川に入らない。

 

楽しい水遊びを台無しにしないためにも、衛生に気をつけ、怪我をしている際の海・川遊びは控えましょう!

ページトップへ