洗剤の注意事項、ちゃんと読んでいますか?
先日、東京の駅構内でアルミ缶が爆発し、周囲にいた人たちが怪我を負う事件がありました。
爆発したアルミ缶には洗剤が入っており、化学反応によって爆発が起きたようです。
普段日常的に使用している洗剤、危険性を知らないでいる人も多いかと思います。
アルミ缶など金属製容器にアルカリ性洗剤を入れると、洗剤に含まれる水酸化ナトリウムがアルミニウムを溶解し、水素を発生させます。
ふたが密封されていると、水素が缶の中にたまって内圧が高まり、爆発を引き起こす可能性があるのです。
実はこの事件、過去に似たような例がいくつか存在します。
飲み残しのジュース缶に清掃で使用していたアルカリ性洗剤がたまたま入ってしまい、そのまま蓋を閉めて移動していたところ突如爆発したという不慮の事故もあったそうです。
普段アルミ缶に洗剤を入れるというシチュエーションは少ないですが、金属系の容器に洗剤を移し替えたり、金属系の容器を洗剤で洗った後、密閉するのは避けましょう。